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画像や日常についてなど

2006年09月

68c28aa7.jpgご多分にもれず僕もYouTubeに仰天しとるクチですが、ブックマークつけて気が済んでるレベルでした。でも、こういうやり方わかると、遅まきながらダウンロード三昧になりそうな気配。YouTube動画は基本的にflvというファイル形式で、鑑賞するには専用ソフトが必要なんだけど、iSquintを使うとmp4に変換されて QuickTimeで観れてしまうという。 iTunesでファイル管理もできるのでなお良し、...ってこれ既に常識なのだろうか? とにかく西新宿でブート映像を探しまわっていた時代とは隔世の感があります。
▲本館・枝枝新報▲

fdf16175.jpg観たのは3連休後の平日昼。受付女性に「『40歳の童貞男』を1枚ください」。続いて入場口の女性から限定ミニティッシュ(画像)を受け取った。
さえない男が悪友たちの後押しであの娘にアタック!な青春路線が、まんま40代にシフトした内容。グローイングアップシリーズですかいな。
主演俳優がシブくてカッコ良すぎですよ。アル・パシーノの親戚みたいな顔だし。
「ダメ男がんばってます」的展開が中心で、どうして童貞のまんまなのかが垣間見えるシーンや捨て身のギャグがもっと欲しかった。確かに本気で演出するとシャレにならんでしょうが、オタク描いてる割に一般受けな傾向にあって中途半端。なんか「ハッピーエンド」だし。当日の観客に意外や女性一人や二人組がチラホラ目についたのが作品の位置づけを象徴的してます(偏見か・笑)。スポット的に笑える部分はいろいろあったけど、それもパーティムービーの域。とにかく体臭(イカ臭さですかね)が感じられなかったですねえ。
▲BLOG枝新▲

64d835ab.jpg正直、中盤まで大丈夫かなと思いながら観てましたが、後半〜ラストの展開に、思わず「そうくるのかい」と仰天。
いわゆるハリウッド的カタルシスとは縁遠いどんでん返しは、普通じゃありえませんで、肩すかしを感じた人も多いと思いますが、個人的にはああいうの大好きです。
アレンの言う「人生の偶然性」には共感するし、彼のそういう主義主張が首尾一貫していたと思う。
洗練されたシンプルかつ古典的な演出も、テーマ性を際立たせるものだったのだろうと納得。インテリな彼らしいオマージュを随所に散りばめ、心機一転を計った本作で何をやりたかったのか、わかるような気がしました。(オマージュの対象については詳しくわかりませんが・汗)。
ちなみに、今やセクシー系トップのスカーレット・ヨハンセンは、以前ほど気になる女優ではありませんで、ジョナサン・リス・メイヤーズもペケ。個人的によかったのはエミリー・モーティマーでした。なんかアレン系な顔つきしてるし。
そんな要素も含んでるかもで、最高傑作とは思ってませんが(好み的には前作『僕のニューヨークライフ』が上)、70歳となってもなお勝負を挑む健在ぶりに満足の1本でした。
▲BLOG枝新▲

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