BLOG EDASHIN

画像や日常についてなど

2007年11月

1e611862.jpgダメダメなタイトルはともかく予想以上に面白かったです。
観賞後の気分としては前作『マッチポイント』より良かったかな。決してあっちが悪いとはいいませんけど、同じ人は多いかもしれません。世間ほど魅力を感じないスカーレット・ヨハンセンも本作の方が冴えてたような気がする。好みの問題か。しゃべりといい身振り手振りといい、まんまアレン・キャラで彼との掛け合いが絶妙でした。
円熟とは無縁のバカぶりに、なんかもう「世の中やっぱ笑いとばすしかないですな」的アレン王道のコメディ映画。劇中(例によって)彼がある印象的なセリフを言うのですが、後になって、そこと素晴しいラストが脳内ミックスされて、ぐっときてしまいました。これからも元気に映画を撮り続けてほしいと心から願います。
▲BLOG枝新▲

b5a030bd.jpg鳥獣戯画って例の有名なウサギやカエルの絵ぐらいしか知らなかったのですが、実は、安土桃山〜江戸時代にまでテイストを変えて描かれ続けてたのですね。
本展覧会は、鎌倉時代までをまとめた甲・乙・丙・丁の4絵巻をメインに、さまざまな鳥獣画が展示されていました。
上述の絵は甲巻におさまっており、平安時代に制作されたもの。
これが後の乙・丙・丁と違いセンス+画力ともに群を抜く完成度で、さすが皆様お馴染みとなるだけありますが、実は順序つながりが奇妙でかつ欠損部分も多いのです。その謎をとくのが後年制作された模作の数々で、現存の甲巻にはない絵を観ることができます。「実はこうだったのかい」と。ただ、やはり模作の画力はどれも甲巻に及ばず(当然と言えば当然)、鑑賞者はオリジナルの素晴しさを想像で補うしかないという。こうした謎や欠落性が潜んでいるのも鳥獣戯画の魅力と言えましょうか。
体系的な展覧会ですんでメインとは別の「前・後」にも見所は多く、鳥獣戯画以前の「不動明王」や「十二神将図像」などは印象的でした。
画像はその甲巻にあたる複製ミニ絵巻。けっこうお気に入り。図録、グッズもかなり充実してます。
[公式サイト]http://chouju.exh.jp/index.html
▲BLOG枝新▲


cf019b33.jpgやっと観れました『ボーン・アルティメイタム』。
3部作シリーズとしては傑作の部類だと思う。
一部CIA側の行動演出にツッコミどこはあるものの、あえてヤボなことは申しません。ドキュメント調のハンドカメラ・激しいカット割りなど、作法としては定番だけど本作は格が違う。練りまくったであろうアイデアと伏線も満載で、ありがちでは全くない。とにかく全編目が離せません。
話題のハリウッド作をかようにブログで褒めちぎって「はいはい、そうですか」と思いの方もいるでしょうが、食傷気味な作品が多い昨今、見終わると考えさせらますよ。きっと。
いまどきカーチェイスやアクションに興奮を憶えるとは何事か。
至極当たり前ですけど、制作者の志で映画はいくらでも面白くなるんだという好例を観た気がします。
▲BLOG枝新▲

26b4472e.jpg鷺宮・妙正寺川沿いを。普通のスピードで15〜20分のコースでして、サイクリングと言うほどの距離ではない。地元で買い物したとき等に気がむくと通る。犬連れて散歩する人が多い。
上はついに解体がはじまった大和町のボロアパート。風情は…、というより怖い。
下の『鳥八』はいい感じ。でも気後れして入りにくい。
▲BLOG枝新▲

このページのトップヘ