BLOG EDASHIN

画像や日常についてなど

2009年03月

87b40637.jpgこの日、とある専門サイトを巡回していたら気になる情報が目に留まりました。
何? 大手リスマがもう対応しない? つまり、、、90年代の急激なDTP進化に背を向け、アナログにこだわってきた写研もいよいよ衰退に加速?
モリサワ・フォントのDTPで時流に乗った僕が、エラそうに語るつもりはありませんが。

画像は、その写研の書体見本帳(No46)です。おそらく20代の編集/デザイン/印刷関係者だと知らない者も多いかと。

この見本帳を最初に見たのは、都内某写植屋でバイトしていた22歳のときです。主に広告のネームや漫画の吹き出しのバラ打ちの手配係でした。「字の形」にあんな多くの名前があるとは知らなかった。文字の職人という存在を知ったのもこの頃。

写研の書体を愛し続けるデザイナーはまだいると思います。今後、専用機を持つ大手印刷会社以外は、こだわりの組版を続ける術が失われつつあると。新たなレトロブームで活版が注目を浴びてる昨今、写研は今後どう生きのびるのか? 貴重な遺産のデジタルフォント化を進めるつもりは? 経営陣は何を考えてるのやら。ちなみに、写研っていまだにWEBサイトがないんですよね。

→ 写研(Wikipedia)
→ モリサワ

▲本館・枝枝新報▲

8fef7538.jpg仕事あがった帰りに千鳥が淵と靖国へ。毎年来るのですが今年は早過ぎた。満開にはまだまだ。しかも雨。
画像はブレードランナー的風情がなくもないけれど、実際は寒々しくシケたムードが漂ってたような。

話は全然違うのですが、仕事で毎月某企業の社内報を担当しておりまして、今月は新入社員の紹介欄がありました。実は今年で社会人満20年。当時バブル絶頂期の新卒組でした。掲載されてる彼らが、現在の僕の歳になるころには僕自身は60代。そんなことをカミサンと酒飲みながら話したりして。そういや、大学の卒業式もすぐ近くの日本武道館だったか。20年経って自分はここでこうして飲んでいる。さらに20年後はどうなってるのだろう。最近ちょっと気が滅入ってるところでして、こんな文章に。
▲本館・枝枝新報▲

37e84635.jpgDVD『軍艦島オデッセイ〜廿世紀未来島を歩く〜』
廃墟の聖地として有名な長崎県端島。
写真集なら持っているのですが、映像で観るのは初めてでして、最近これを買ったきっかけというのが、手漕ぎボートでこの島の港(?)に入港するという夢をみたからなのです。ピンとこない方はネットで画像検索を。荒れることも多かろう海と朽ち果てた建築物の図は圧倒的。
何度かBLOGでも記してるように僕は、廃墟好きである一方、巨大な建築物や海に対する恐怖症のけがあります。重々しいスケール感のある港に、夢のなかの僕は恐れおののきまして、覚めても気分がよくなかったという(苦笑)。DVDでそれに近いイメージはあるのかと気になって購入したのです。幸か不幸かそれに近い映像はありませんで、内容はこの土地のかつてを振り返るノスタルジーなものでした。興味のある方なら買って損はないDVDです。
いまや島全体は侵略にでもあったかようなありさまなのですが、当時の家具や電化製品も放置されたままで、それが何ともいえぬ人間味を感じさせます。とにかくそのほとんどがオブジェとして、ほぼ完璧な状態。
まあ、今さらこの場で絶賛するのはやめときまして、昨年秋に世界遺産の暫定リスト入りが話題になりましたね。歩道を整備して見学できるようにすべきだとか、将来どうなるんでしょう。島に思い入れのある方には賛否両論な展開になりそう。

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c9a830bd.jpg画像の長い物体は、池袋清掃事務所に建っている煙突です。JR目白駅で撮影。
ここからだとこんなふうに見えるのか。かなりSF的なインパクトがありますね。多くの地域の方から「あれどっから伸びてるんだろ?」と思われてることでしょう。この街には学習院大学がありまして、毎年、新入学生がさぞ驚いてることかと。
現在の僕の勤め先(池袋北口方面)からはこの煙突がもっと間近で拝めるのですが、Megalophobiaの身でありながら、よく平静を保てるものです。ようは慣れの問題でしょうか。実は5月に高田馬場に移転になるので、この煙突ともおさらばです。

▲本館・枝枝新報▲

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