発表前の盛り上がりに反して微妙に肩すかし感が漂ったのは、このネーミングにも一因があるのでは…。
あとただのiPodTouch Giantじゃんってのもごもっとも。現時点では満場一致の感想。いずれ状況変わるんだからそれ以上文句言うのはやめにして。「なんだぁ」みたいな反応は初代iPodでたときもありましたよね。しかし、このブツは今までと状況が違う。
唐突にアップした上の画像は、日本版エスクワイア87年4月号でのスティーヴ・ジョブズ(32歳)。大学時代に某写植会社でバイトしていた時に、処分雑誌の山から拝借したものです。そのときは別の記事が目的で、当時パソコンなどまるで関心ありませんでしたけど、写真が印象的?で切り抜きしたと記憶してます。肝心のお目当ての記事は紛失。とにかくこれが彼との出会い? この写植会社でのバイト体験が、現在の僕の生業につながっております。Macと関わるのはこの6年後。
すでに出版業界の今後が語られていますが、大手はiPadを新たなビジネスチャンスとみて“企業アイデンティティの再構築”にかかることでしょう。
当面、自分の仕事を直撃するような事態にはならんでしょうが、レコード業界のような展開がいよいよ始まるのかなと思います。DTPもiTuneも文字どおり僕の生活を激変させました。しかし、iPadはそれらをも飲み込む影響力を秘めたデバイスです。エキサイティングな気分とぼんやりとした不安が交錯しております。
で、買うのかって? 当分買いませんよ。
→ MAC WORLD 2010 ジョブズ基調講演とiPad紹介記事
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