BLOG EDASHIN

画像や日常についてなど

2010年04月

_DSC0019n本館「猫なみ劇場」は忘れた頃に更新。
今のマンションは猫嫌いの管理人を懸命に説得して、特別許可をもらったのでした。迷惑はかけぬと誓約書を提出して家賃5,000円プラス。14年前のことです。そんなことがあったにもかかわらず、先月この注意書きが視界にはいるや反射的にビビってしまったのはなんで?!
カミサンから「入居したときからあったよ」と言われて記憶がよみがえっても、「如何なる事情の場合でも」「絶対」「厳守」という高圧的なフレーズ+単語にグラグラきて、ムダもムダ過ぎな不安に襲われてしまったという…。それも正当な手続きを済ませていながらなんで?! 皆さまが理解に苦しむ、何とも損な性分です。物忘れ云々より別の問題ありか。

→猫なみ劇場
▲本館・枝枝新報▲

_DSC0057+友人知人に同い年が比較的多い。
どの方とも細く長く縁が続いており、たまに彼らと接するたびに時の変遷を実感させられます。ホントいろんな人種がいまして、学生時代の価値観では縁がなかったろうという方もいる。昔はよかったという物言いがありますが、僕個人は、いろんな意味でバカ無知だったあの頃よりも日々経験値を高めて過ごしているという視点で現在の方がよいと思えてます。んなのあたりまえだろが、てか。しかし、老眼の年齢を経てこの先は、そうは言うてもという複雑な状況になって来たのも事実。
この日酒を飲んだお二人とは新卒入社時の元同期でして、それぞれの立場でシビアになってる仕事や健康、生活を酒の肴に飲みました。当時の元上司が最近リストラされたって話に考えされられたり。
いまの自分ってのは、、、どうなんだろうか。ま、たまにでもああして飲めたり、こういうことブログに記せたりできる事自体、ましなんだろうね。10年後も枝新ってあるのかな?
タイトルはキンクスの曲から。「あの素晴しい時代はどこへ?」。65年作。当時レイ・ディヴィス21歳。
▲本館・枝枝新報▲

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気にとめてる方は迷わず映画館で観ましょう。本当に傑作でしたよ。グロ要素含+多数の人体が爆発するんですが、そのへん毛嫌いする人にもご納得いただけます(たぶん)。
独特なB級ノリで笑える前半。中盤あたりから様子が変り、そう来ますか!と口をあけて感動するシーンが何度もありました。筋的にありがちといえばありがちですし、セットやスタイルにいろいろな作品の影響が感じられるのですが、作品全体としてはなんとも独創的。個人的にあのクライマックス〜ラストは気になりませんし、とにかく荒唐無稽的な完成度が高い。
あと、そう、宇宙船やスラム街の美術+映像の質感もかなりジャストミートですね。うーんこれはまた観たい。

eiga.com特集記事の紹介
▲本館・枝枝新報▲

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KANJI1ここでも何度か話題しておりました白川漢字学。今年は1910年4月7日生まれである氏の生誕100周年にあたるので関連書籍がいくつか刊行されており、僕も先日、右画像の本を買って読みました。

大学紛争の激化した70年代。立命館大学の白川研究室だけは毎夜遅くまで灯りが消えず、学内で勉学もクソもなかった当時の学生達の間では「何をしてるのだろう」と語り草になっていたという。右も左も関係なく全身全霊に自分の研究を続けていた氏の有名なエピソードです。
自らの筆で甲骨文字を書くことによって古代の謎に迫り、数多くの起源学説を発表(学会からは猛反発を受けたらしい)。70過ぎて独力で大辞典を3冊も刊行できるなんて尋常じゃないです。惜しくも06年に死去しましたが、ここ数年評価を劇的に高めています。
上の画像はアウトサイダーアートではありません。こういうアナログ的に成果を積んでいく研究者ってもう今後は登場しにくいでしょうね。
「あんた、よくスゴいスゴいっていってるけど何がよ?」って方には、まずこの「サイの発見」を知ってほしいかも。そこから古代文字の呪術的イマジネーションの世界が広がります。
ちなみに僕が感銘を受けた字のひとつは「闇」。ご興味があれば、『常用字解』あたりでぜひ。
(画像;別冊太陽『白川静の世界』に掲載の漢字ノート)

→おすすめの入門書/『白川静 漢字の世界観』 (平凡社新書)
→今や貴重。動く白川静氏の映像/DVD『白川静と漢字−東洋の精神−』(紀伊国屋書店)

▲本館・枝枝新報▲

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