BLOG EDASHIN

画像や日常についてなど

2010年06月

main_large観たのは1週間前。
北野監督の劇場鑑賞はひさしぶり。前は『座頭市』でその前は『ソナチネ』でその前は、、、まあいっか。その程度で特別彼に心酔してるわけではないけど、今作は妙に気になったので。
「カンヌの皆さん、ナチス皆殺しの『イングロリアスバスターズ』みたいに熱狂してくれねーのか!?あー!? ざまーみろー!!」などと監督が思ったかどうか知らんですが、確かに賛否両論もうなずける。
確固たる思想や民族意識による対立構造がみえるわけでもなく「ナメてんのかこのやろー」な白痴的暴力シーンの連続。深読み批評などぬかしたら、夢で劇中ヤクザにボコボコにされそう。そんな映画でした。
洗練された演出や構図に「クール」「醒めた狂気」などと形容するのもいまさら愚。突き抜けた?でもない、というかそれはとっくの話だろうし。
とにかく、こちらの共感を徹底排斥する展開に、終った後は神経が消耗してしまいました。なんでだろう。暴力描写がキツいのも要因ですが、ぶっちゃけ「いい映画」と思いたい自分との軋轢も含めて。同じ人けっこういるはず。
それはそれとして、北野監督がたもつ鑑賞者との距離間に改めて感心させられた。国内の現メジャーシーンで、こういう映画が撮れる表現者がいるってことはすごい事かもしれない。
お目当ての三浦友和はやや期待はずれ。そのかわり椎名桔平の威勢のよさは痛快グーでした。
▲本館・枝枝新報▲

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キンクスのオリジナルベーシストで、一番最初に脱退したメンバーです。享年66歳。
数年前から噂のあったオリジナル再結成が永遠になくなりとても残念です。
ネットで同じコメントをしてる方が圧倒的に多く、当人の演奏的な存在感よりも「あの4人で」という思いがみんな強い。まあ無理もないか。
リンクの紹介にもあるように、当時の脱退理由はディヴィス兄弟の影に隠れてる自分にフラストレーションを感じてたかららしいですが、後年脚光を浴びたキャリアはないようです。どんな人生を歩んでいたのでしょうか。画像はネット某所で見つけたもの。

昨夜今日と初期キンクスを聴いておりますが、思わずぐっと迫る気持ちはレイ・デイヴィスの楽曲の素晴らしさからでして...。すまんですピート。深くご冥福をお祈りいたします。

→RO69「キンクスのベーシスト、ピート・クェイフが他界」
▲本館・枝枝新報▲

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ゲスト出演するカミサンに来てくれと頼まれて、あるインプロヴィゼーション・ライブを鑑賞。
仕切り役のミュージシャンは、あのマジカル・パワー・マコ氏。
非常に個性的な舞踏家たちも加わった、予想外に素晴しいライブパフォーマンスでした。
来る前はすごい心配だったのですが、いやいやいや。

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ライブ会場の壁は和紙を四重に貼ってあるらしく音響も独特でした。

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右がマコ氏。辛口な世間話がビシビシと。少々電波入ってたかも。演奏は非常に素晴らしかったです。アコギの弾き語りもありました。

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ここが会場。詳細は公式サイトをどうぞ。

▲本館・枝枝新報▲

げげげ本来、朝の起床がすこぶる苦痛でダメダメな僕が、この春からNHK『ゲゲゲの女房』を観ています。
勤務先が比較的近いのでギリギリで観れるんですね。終了後即ダッシュですけど。
以前よりも早く起床するようになったので、朝のスタイルがすっかり変わってしまい、いきものがかりが歌う主題歌じゃないですが、まさに「ありがとう、ゲゲゲ」という感じ。
ドラマの展開は、まもなく水木プロダクション設立の時期でして、当時アシスタントだったつげ義春氏にあたる登場人物がでてくると思います(たぶん・汗)。一部ネットでも話題で期待が高まってるようですね。
公式サイトでは「おそらく彼だろう」という人物紹介が更新されております。
つげファンとしては、ちり紙交換に転職する木山さんとかハエたたきの奥田さんみたいな登場人物も期待...... 出るワケないか。
→『ゲゲゲの女房』公式サイト
▲本館・枝枝新報▲

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意外というかウレシいというか、まだありました阿佐ヶ谷住宅。
ここ数年、老朽化による再開発決定で惜しまれておりますが、ほとんど進んでない様子?
かなり有名な住宅地なので、気になる方はぜひ検索を。

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この独特なテラスハウス型は現在ほとんどないそうです。その一つである鷺宮住宅は僕がたまに通る自転車散策スポットでして、一番下に画像つけておきます。

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この時間はもう夕方。小風を感じる曇り空でどの棟も黄昏れていました。
まだぽつぽつと入居者がいらっしゃるようです。

↓こちらが鷺宮住宅。規模は阿佐ヶ谷よりもずいぶん小さいです。
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▲本館・枝枝新報▲

前回18と同日に撮った画像。

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ずうっとこのままかもしれませんが、何か一瞬の動きを期待してしまう風景。
そういうの好きなのですが、みなさんはどうですか?
たまにワゴン車がとまってる時があって、んだと絵的にどうもつまらないという。微妙ですね。

▲本館・枝枝新報▲

先週からまた忙しいのですが、最近世間もやけにめまぐるしい。
『リストラなう』の書籍化騒ぎにも関心ありです。
ご存知ない方にかいつまんで説明すると、
リストラ(希望退職による)された某出版社員(40代独身男性)が退職するまでのブログ日記で、切実な日常が綴られ応援メッセージを増やしていたのですが、最後の最後に書籍化決定!の発表がされるや、猛烈な批判を浴びて大荒れ状態という。

批判するコメント者の心情はさておき感じるのは、ブログの内容自体から「ああなる」までがストーリー的現象として興味深いということ。しかしそれは当然オンタイムで読むことにおいてだから、書籍化すると存在感はまったく異なる。だけど、書籍になることの不毛さ?までもストーリーとして意味化され、これってどうよと問いかけるドキュンタリーにできなくもない(笑)。
僕はネットで話題になりはじめの時に知った後追い組。退職金2000万とかいろいろ恵まれた状況にいる方なのであまりシンパシー抱けませんでね。最近読んでなかったのですが、こんなことになってしまい、、、うん、要はなんだろ、作者のある種の無邪気さに苦笑です。
▲本館・枝枝新報▲

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