BLOG EDASHIN

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2013年10月

hayakar20070923

まだわからないけど、今年も墓参りにいけるかどうか、難しいかもしれない。
「行けないのなら別にかまわないけど...」 ハヤカーさんなら、ぼそぼそっとそう言うかな。

呑みでよく話題にしてたモリも亡くなって、この時期ちょうど半年を過ぎたところ。
今は実家の母親の容態がよくないの。色々と不安で気忙しい生活でさ。
そういや、よく早川さんは実家の家族のことをキツく語っていたけど、
2年前の弔問で会ったお母さん、とてもいい人だった。うちの母親はあんなに強くない。
長くなるから話さないけど、そんな母親に僕は似てしまい、とても不憫で哀れに感じてさ。

この一年も早川さんを思い出すことが何度もあったね。
『風立ちぬ』を観終わって、まっさきに僕は「ハヤカーさんに観て欲しかった」と思ったし、
カラックスの『ホーリーモーターズ』の時も「ハヤカーさんならどう思うかな、これ」とか。

とにかく何か色々あってその気になれなくて。2年前のあの頃もそんなで会えなかったような。
相変わらずって思うか? ほんと相変わらずのまま歳食ってるね、こっちは。
まあ、とにかくそのうち必ず行く。きっと行くんで。本当にごめんなさい。

ouiしばらく更新のお知らせをやっておりませんでした。本館・猫なみ劇場まとめて4本分。
ベタに読書の秋がらみで(苦笑)。

数年前から社会人教養講座なノリで葛飾北斎周辺に興味をもち、この夏は、彼の娘、お栄関連を見読みしてました。先日読了したのは山本昌代という作家の『応為坦々録』
お栄を知ったきっかけは以前ここで紹介した映画『北斎漫画』でしたが、強く意識したのはごく最近です(詳細は、彼女の画号「葛飾応為」で検索を)。

親子揃ってろくに掃除もしない長屋生活。オヤジに似た偏屈な江戸気質。そして彼の助手という立場にとどまらず、西洋絵画の影響を受けた才能の持ち主という、もしかしたら当時世界的に見ても、すこぶる特異な女性だったのではと感嘆してます。

ただ、北斎が亡くなってからの晩年は完全に不明で、それをいいこと?にか、彼女の登場する映画、小説、コミックは、どれも作家の勝手解釈でバラバラという。どの男と一緒になったんだいってw(個人的に『シーボルトの眼 出島絵師川原慶賀』(ねじめ正一・著)の結末は好感もてました)。文字通り謎の女絵師です。

で、肝心の作品ですが、まだ実物を一つも観たことがありません(汗)。数年前の北斎生誕250周年に公開された作品があったようで、北斎漫画の時と同じく出遅れ後追いであります(苦笑)。しかし、来年2月に表参道の太田記念美術館で「吉原格子先之図」の展示が予定されており、とても楽しみにしています。
(画像は以前撮った江戸東京博物館にある北斎の仕事場模型)

→枝枝新報 本館・猫なみ劇場

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