361af886.jpg自ら命を断って2年。彼の死は非常に悲しかった。
でありながら、情けないことに実は詳しい命日を知りませんで、昨年ネットで知った情報によると、検死の結果から現地時間5月31日が死亡日だろうとされていましたが、公式にどう発表されてるかは知りません。
遺書は紙切れに「ロバート・クワインをしのんで」の1行だけだったらしい。
前年奥さんに先立たれ、ギタリストとしての自分の存在価値にも悩みながら失意の日々を過ごしていたそうです。
ルー・リードが昔のインタビューで「人は常に、孤独であってはならないと思うことが大切だ」と語っていたのを思い出しました(うろ覚えですが)。
彼をご存知ない方へのおすすめは、何よりまずリチャード・ヘルの『ブランク・ジェネレーション』ですか。あとはやはりルー・リードの『ブルーマスク』。ここ数年、彼のライブではこの作品からの演奏が増えています。
エキセントリックな痙攣ギターが特徴ですが、オールドで味のあるフレーズも持ったギタリストでした。
http://www.robertquine.com/memorial.html

【追記1】彼の英文Wikipediaでは5/31となっています(200909)。

【追記2】おすすめにマシュー・スウィート『ガールフレンド』を入れなかったのは特に意味ありませんで、再来日を機会に追加しておきます。
初来日のときは絶対クワインも同行すると思いこみ、チケットを二日分購入したのでした。
残念ながらギタリストはアイヴァン・ジュリアンでしたが、「ブランク・ジェネレーション」を演ってくれたのが嬉しかった。今回の来日公演は観ませんが、どうなるのでしょうか...(20120107 17:14)。

【追記3】生クワインを93年に観た事があります。SIONの渋谷公会堂ライブでゲスト参加した時です。前日に友人から教えてもらい当日券で入場。2階の一番後ろの席から双眼鏡かぶりつきでした。『Night with Lou Reed』の頃と殆ど変わらない服装にまず感激したのを覚えてます。ちなみに斉藤和義のライブで来日した時は知りませんでした。(20130510)