ad10a75a.JPG先日の日曜に新しい本棚の整理をしてまして、「やはりまず」と即座に手に届く位置に並べたのが、『常用字解』『字統』でした。その翌日にお亡くなりになったとは。
白川氏の著作なくして甲骨文字や金文のイマジネイティブな魅力を知ることはできなかった。数々の偉業をどれほど理解してるか定かではありませんが、深い感謝の気持ちでいっぱいです。
古代中国漢字の起源に「神と死」は重要な要素のひとつでして、それを知り尽くしてる氏は、己の死の直前に何を思ったのだろうか。遥か昔の古代文字・それを伝えてきた王朝貴族と同様に、白川静氏も歴史として語られる「魂」となったのだな...。などと、ぼんやり考えてしまいました。ふだんこういう宗教的な思いにかられることはないんだけど(苦笑)。画像は白川静監修の漢字暦。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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