[070703]ひんやりマット[070722]ベリーダンス

2007年07月18日

[070715]確かに怪作・問題作

2b44a02b.jpg『江分利満氏の優雅な生活』。
主役・小林桂樹というのは個人的に未だ『日本沈没』の田所博士の頑固なイメージ(古過ぎ)なので、少々違和感ありました。前半は上半身裸で外歩いたりとか、60年代らしいおバカはいった演出がご愛嬌。彼も若い頃はこうだったかと、70年代以降のテレビで育った身としては世代間ギャップです。
そう、世代、ギャップ。本作はそういう時代の変遷が、重要なテーマになっています。戦中派らしい監督の思い入れは後半にすさまじく顕著で、おそらく観た者全員が同じ感情を抱くはずですが、それはもう監督の思惑どおりに違いなく…。で結局、評判芳しくなく早々に打ち切りという。自殺行為にまでなってしまった鋭すぎる作家性に、さすが喜八監督と言わざるを得ません。(って断言するほど数観てないんだけど)。
それにしても、中学時代にぼんやり読んだ著作の映画版を今観たことに、少なからぬ意味を感じてます。戦争観、社会状況、自分の生活…。何世代も前の教訓に、当時とはまた違うであろう深みが増している。
原作者・山口瞳氏本人の生活や肉親・家族を描いたこの映画。個人的な家族観も交え、章立てして感想記したい思いにかられましたけどやめておきます。どうせ収拾つかないし。この文章ですでにそんな状態。
あと、あれ、天本英世氏が何気ない同僚役で素敵でした。
▲BLOG枝新▲

edashin117 at 01:38│TrackBack(0) 映画 

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