edc5e1d1.jpg予想をはるかに超える最強ライブでした。
「Songs of David Byrne & Brian Eno」と銘打ったツアーとはいえ、Talking Headsの曲をあんなに演奏するとは。『Remain In Light』周辺と『Stop Making Sense』に思い入れのある方でしたら、全員が文句なしに幸福を感じることができたでしょう。
こんな文章読まずに下記リンクのYouTube動画ご覧になれば雰囲気はお分かりかと。こういうネットの事前情報を完全シャットアウトしてたから、喜び驚きも大変なものでして。

昨年、舞台設備の都合による横浜公演中止の発表に「普通のライブではないな」と期待はふくらみました。ワクワクしながら会場入り。開演。客電が暗くなって現れたDavid Byrne一座は全員白の衣装の総勢8人。
これは大変なことが起きる!と気分は一気に盛り上がりました。のっけから新譜で一番好きな「Strange overtones」に拍子抜け。続く2曲目がなんと「I Zimbra」で度肝抜かれた。ダンサーが3人現れて踊る踊る。これがかっこいいこと。
リラックスした新譜からの曲を織り交ぜながら大半がTalking Heads時代のアフロビートナンバーという。THの曲のみを記すと以下です。(順はあいまい)
 
  I Zimbra/Houses in Motion/Born Under Punches/Heaven/
  Crosseyed and Painless/Once in a Lifetime/Life During Wartime/
  Take Me to the River/The Great Curve/Burning Down the House

前半の(確か...)4曲目演奏後にライブがしばし中断になる長い拍手がありまして、観客一同、素晴しいエンターテイメント・ショウに対して抑えきれぬ感動+敬意の表れでしょう。当然僕も思いは同じでした。
80年代前半の全盛期に乗り遅れるも、『Stop Making Sense』ならリアルタイムで今も熱烈な者としてはとにかく感激。TH再結成よりよほどうれしい、現役バリバリのバーンでしたからね。
Talking Headsは僕にとって良きダンスバンドのひとつでして、生で観ることを何度夢みてきたか。こういう形で体験することができて、めでたしめでたしでした。
画像は下記動画からのスクリーンショット。

→「I Zimbra」
→「Crosseyed and Painless」(途中から)
→「Houses in Motion 」

▲本館・枝枝新報▲