[091213]イングロリアス・バスターズ(核心的ネタバレなし)[091229]やあ、YEAH YEAH YEAHS

2009年12月19日

[091219]ヨーゼフ・ゲッベルス

754558_2774121954師走に突然ナチス話。
まあ、なぜかは流れがありまして、というのもこの秋DVDで『ワルキューレ』を観てから、ひさびさにナチスがマイブーム再燃してたのです。
関連書籍や映画に触れていたので先週観た『イングロリアス・バスターズ』は好タイミングだったかも。僕がナチスで一番の興味があるのは宣伝相ゲッベルスでして、『イングロリアス…』のストーリーでも重要な位置にいます。プロパガンダ映画の製作や党大会の企画など、宣伝メディアに関する彼の辣腕ぶりは有名ですが、中でも彼が総指揮した『コルベルク』という映画は極めつけのエピソード。

ドイツの戦況が悪くなりはじめた1943年冬。国民と軍を鼓舞するために製作されたもので、フランス・ナポレオン軍に抵抗するコルベルク地方ドイツ軍の勇姿をなぞらえた内容。製作費用の高さは当時の世界としては破格だったらしくしかも全編カラー。さらにしかも、クライマックスの戦闘シーンのエキストラに、最前線を上回る18万(!!)の現役兵士を動員させたという。
せんでん戦局的に悪化の一途をたどる国防幹部が納得するわけがなく猛抗議をしますが、ゲッベルスは「いま前線で戦うより、この映画に出演することに意義がある」と、完全無視で製作を強行。ですが、封切りされた1945年のベルリン市内は連日爆撃被害のさなか。興行的にはさんざんだったらしい、ってそりゃそうだろう。彼はこの映画がドイツを奮い立たせると本気で考えてたようで、まさに本末転倒、誇大妄想の極み。
ハリウッドをはじめ世界中の映像を鑑賞していた元祖映画マニア・ゲッベルスは、生きる時代を明らかに間違えた、のかどうかはともかく、現代の娯楽業界と比べちゃならぬ規格外の狂気です。

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▲本館・枝枝新報▲

edashin117 at 16:25│Comments(0)TrackBack(0) 映画 

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