[100411]撮影日記14(隣町某所)[100417]第9地区(核心的ネタバレなし)

2010年04月17日

[100417]白川静生誕100周年

_DSC0052

KANJI1ここでも何度か話題しておりました白川漢字学。今年は1910年4月7日生まれである氏の生誕100周年にあたるので関連書籍がいくつか刊行されており、僕も先日、右画像の本を買って読みました。

大学紛争の激化した70年代。立命館大学の白川研究室だけは毎夜遅くまで灯りが消えず、学内で勉学もクソもなかった当時の学生達の間では「何をしてるのだろう」と語り草になっていたという。右も左も関係なく全身全霊に自分の研究を続けていた氏の有名なエピソードです。
自らの筆で甲骨文字を書くことによって古代の謎に迫り、数多くの起源学説を発表(学会からは猛反発を受けたらしい)。70過ぎて独力で大辞典を3冊も刊行できるなんて尋常じゃないです。惜しくも06年に死去しましたが、ここ数年評価を劇的に高めています。
上の画像はアウトサイダーアートではありません。こういうアナログ的に成果を積んでいく研究者ってもう今後は登場しにくいでしょうね。
「あんた、よくスゴいスゴいっていってるけど何がよ?」って方には、まずこの「サイの発見」を知ってほしいかも。そこから古代文字の呪術的イマジネーションの世界が広がります。
ちなみに僕が感銘を受けた字のひとつは「闇」。ご興味があれば、『常用字解』あたりでぜひ。
(画像;別冊太陽『白川静の世界』に掲載の漢字ノート)

→おすすめの入門書/『白川静 漢字の世界観』 (平凡社新書)
→今や貴重。動く白川静氏の映像/DVD『白川静と漢字−東洋の精神−』(紀伊国屋書店)

▲本館・枝枝新報▲

edashin117 at 21:17│Comments(0)TrackBack(0) カルチャー関連 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
[100411]撮影日記14(隣町某所)[100417]第9地区(核心的ネタバレなし)