2012年11月07日
[121107]第67話 直子の忘れる旅
本館の猫なみ劇場、ひさびさの更新。ネタに沿った話題がないので旅にこじつけて以下…。
(この話は別の場ですでに公開したのですが)

10月の温泉旅行で泊まった宿。実は夜にお婆さんが徘徊しておりまして。
おそらく女将さんのお母様でしょう。
「うーうー」か細く呻きながら、僕が気づいただけでも宿中、四周はしてたと思います。
壁が薄いので部屋にいても近づくと気配でわかるんです。床をギシギシいわせながら。
三周目?に声をかけてみました。歳はおいくつかと。
「私... 聾だから話わからんのですよ...」
肩に軽くふれ「それはすいませんでした」と頭を下げてお詫びをしました。
「ゆっくりしていってくださいね」。
お婆さんとは、その後、トイレの帰りや洗面の時にも会って、
そのたびに「ゆっくりしていってくださいね」と言われました。
独特の目つきと侘しさが実家の母親に似てたかも。
***
やはり旅館には好ましくないお話でしょうから、先月の旅行記から外してました。
(宿自体は本当に居心地よかったです)
→枝枝新報 本館・猫なみ劇場
(この話は別の場ですでに公開したのですが)

10月の温泉旅行で泊まった宿。実は夜にお婆さんが徘徊しておりまして。
おそらく女将さんのお母様でしょう。
「うーうー」か細く呻きながら、僕が気づいただけでも宿中、四周はしてたと思います。
壁が薄いので部屋にいても近づくと気配でわかるんです。床をギシギシいわせながら。
三周目?に声をかけてみました。歳はおいくつかと。
「私... 聾だから話わからんのですよ...」
肩に軽くふれ「それはすいませんでした」と頭を下げてお詫びをしました。
「ゆっくりしていってくださいね」。
お婆さんとは、その後、トイレの帰りや洗面の時にも会って、
そのたびに「ゆっくりしていってくださいね」と言われました。
独特の目つきと侘しさが実家の母親に似てたかも。
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やはり旅館には好ましくないお話でしょうから、先月の旅行記から外してました。
(宿自体は本当に居心地よかったです)
→枝枝新報 本館・猫なみ劇場