遅まきながらの報告ですが、喜多川歌麿『深川の雪』を鑑賞しに箱根湯本の岡田美術館まで。
評判に違わずとても見応えありました。
晩年の歌麿は幕府からたびたび風俗規制の弾圧を受けていたとのこと。本作はそんな江戸を離れて地方にこもり、自身の画業生命を集大成した肉筆画。縦約2メートル、横3.4メートルの大作です。当時の彼に思いを馳せましたね。「このままでは終わるまい」という彼の気迫・心意気を自分なりに体感できました。
別のフロアには春画ブースがあり、葛飾北斎の『浪千鳥』の数作が展示されてました。彼の春画では有名な連作物。わざわざ箱根まで来た理由はこれも観たかったからという。生春画を鑑賞するのは初めてでした。
遠いし費用はかかるし、実は行くのかなり迷ってたのですが(苦笑)、何とか鑑賞することができて嬉しく思っています。
→ 岡田美術館「66年ぶりに一般公開 喜多川歌麿『深川の雪』」
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