アート関連

2017年07月17日

[170715]石川九楊展

暑い三連休の初日に上野の森美術館の石川九楊展へ(右の親子は知らない人)。

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その世界では非常に著名な方。実は氏についても書についても詳しく知りませんで、以前白川漢字学について語った記事を読んだぐらいでしたが、想像以上の超絶表現に圧倒されっぱなし。驚きの連続でした(下の画像2点は図録より)。

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とくに強烈だったのは、源氏物語や方丈記など古典文学や歎異抄を文字化した作品以降。うーん、ほとんど文字に見えない...(汗)。出典に親しんでいればと恐縮しつつも、自分なりにその生命力を受け止めることはできたと思っています(汗)。そもそも「描かれた」曲線直線の集合体に自分好みなフォルムが多く、そこからシンパシーを感じたというのが正直なところかもしれません。
後にリンクしている糸井重里氏との対談を読むと九楊氏は「形を見ないでプロセスを見てほしい」とのこと。
一般的な視点からスタイルは前衛芸術の部類でしょうけど、作品のアイデンティティは絵画ではなく書道という行為なわけでうなづける話です。描線に込められた文字を書くという動的なダイナミズムをどう体感するか。これはこれで難しい考え方(汗)。僕は生の展示作品を目にすると線描をじっくり目で追う癖があるのですが、そういう意味で今回は見方がいつもと違いましたね。物販のサイン会で図録にサインしてもらった時はまさに刮目状態。
脳内覚醒気味で会場でると外は暑いし、駅に戻る道中で倒れるかと思いました(汗笑)。



→ 展覧会公式サイト
→ 石川九楊の「書」だ。 ほぼ日刊イトイ新聞

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2017年04月30日

[170422]in PARADISE

今年1月に続いて谷口広樹氏の個展を鑑賞。今回も画集(すでに持っているけど奥付のサイン欲しさにw)とポストカードを購入した際、少しお話することができました。

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その後、教えてる学生さん、ご友人らと談笑してる流れから、水彩で花を描くところを拝見。いい絵がかけたり、そのタイトルが浮かんだりは、あちら側からひらめきのようなものが来るとのこと。仕上がった作品には、自分の才能や技術力とは別の何かを感じるのでしょう。氏のこうした創作性は以前から知ってまして、とてもシンパシーを感じていました。ちなみに画集のタイトルは金の猿を意味するチベット語。最初僕が買ったのは20年前ですが、今でも見直すことが多い大切な画集。今回はとても喜ばしい日でした。

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→ 個展情報@ヨロコビto 公式HP
→ 谷口氏のツイッター・アカウント




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2016年12月10日

[161204]すみだ北斎美術館

先月11月22日に開館した北斎美術館へ行ってみました。

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いろいろ意見ありますこの外観。僕はまあ...よろしいんでないかと。
前の公園で遊ぶ地元ちびっこたちにどんな人格形成をもたらすでしょうか。

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で、館の最上階には、彼のアトリエを再現した実物大模型(撮影OK)。
この激しいギャップが趣き深い。

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今回、幻だった墨田川の絵巻やデジタル再現された巨大絵馬など見どころ様々でしたが、個人的にはこれもお目当てで予想以上にリアルで嬉しかった。しかも北斎の手が微妙に動くという。

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あのお栄さん(かの葛飾応為、北斎の三女)、こんなだったのか。
ちなみに有名ですが念のため、アトリエの再現はこの弟子の絵に基づいてます。江戸東京博物館にあるミニチュア版もいいのですが、この精巧さにはさすがにかなわないw。

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*  *  *


この巨大絵馬『須佐之男命厄神退治之図』(デジタル復元)も撮影OK。

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録画したNHK『ロスト北斎 The Lost Hokusai「幻の巨大絵に挑む男たち」』で予習して、見事な再現ぶりを堪能。現代のデジタル印刷技術と職人美術のノウハウを融合させた素晴らしいプロジェクトですね。


*  *  *


隅田川の絵巻をはじめ今回の展示は肉筆画に見応えありまして、個人的には「ほととぎす聞く遊君図」「朱描鐘馗(しゅがきしょうき)図」が印象的でした。

インパクト抜群の建物とは異なり、館内は美術館特有の静謐な雰囲気よりも区内施設にいるような感覚でしたね。今イチなフロアの行き来やサービス面な不慣れさなど、いくつか課題は感じられましたが、今後も訪れたいと思っています。



→ NHK『ロスト北斎 The Lost Hokusai「幻の巨大絵に挑む男たち」』紹介
→ 凸版印刷株式会社「須佐之男命厄神退治之図」復元プロジェクト紹介
→ すみだ北斎美術館 開館記事

→ すみだ北斎美術館公式サイト

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2016年04月17日

[160417]『吾輩は猫である』関連

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TDV25395D先日、市川崑監督の『吾輩は猫である』を30年ぶりにDVDで鑑賞。以前観たのはテレビ放映でした。少し前に都内の生誕100年記念映画祭などで劇場鑑賞の機会は何度かあったんですけど、今回はDVDで。当時、上画像の会話シーンの映像カットに大変刺激を受けまして...って、何がどうなのか、静止画像1枚ではピンとこないか。所属サークルで製作した8ミリ作品に似たようなシーンを取り入れた(つもり)ほど好きなシーン、というか、こんな映像を自分でも撮りたいから作ったと言っても過言ではない。しかし、作品自体はただの自己満足な失敗作でした。
そんな僕の思い入れはともかく、確かにここでの映像感/人物のしゃべりの切れ目をずらした独特な編集は印象的で、特典映像『市川崑監督の編集テクニック』の目玉として、チーフスタッフ長田千鶴子氏が苦労話を語っております。監督はこうした編集作業には相当気合いを入れていたとのこと。当時感じたインパクトをこういうエピソードを交えて追体験できたのは嬉しかったですね。
奇しくも漱石没後100年企画として小説『吾輩は猫である』が朝日新聞で4月から再連載されており、購読者の僕は毎朝読むのを日課にしております。新聞切り抜き用のノートまで買ったりして、我ながら今どき地味な年配嗜好だなと。黒猫偏愛を貫きたいっつー意地もあったりw。いつまで続くのやらですが。

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→ DVD『吾輩は猫である』(監督:市川崑)
→ 朝日新聞デジタル 特集『漱石没後100年 吾輩は猫である』
→ 「吾輩は猫であるノート」発売中 連載切り抜き、2冊で












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2016年03月27日

[160326]ボストン美術館所蔵「俺たちの国芳 わたしの国貞」

金土は夜9時までとのことで18時頃に会場入り。混雑時のストレスはほとんどなく鑑賞することができました。

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ちょっと前の練馬区立美術館『国芳イズム』に続いて、もうひとつの目玉展示。
とにかく、さすがボストン美術館といえる保存状態の優れた作品ばかりで驚き。
僕は歌舞伎や今回の国芳絡みの水滸伝について知識が浅いため、毎度、浮世絵鑑賞ではその点で気後れ気味になるのですが、「そんな細けーことは」とばかりに粋で色彩凝りまくりの展示がこれでもかこれでもかと。何と言うか江戸サイケデリック(違うだろw)の坩堝に身を任せて脳内興奮状態でした。さすが渋谷発文化村という紹介・宣伝の上手さで基礎知識云々なく堪能はできます。実際、若者の比重が多かったこと。
個人的に良かったのは、
「御誂三段ぼかし」「五人男揃浴衣」「秋野七草しげり之景」などの役者絵の連作(国貞)。「木曽街道六十九次之内」の連作(国芳)、「名勝九州より上洛のとき」をはじめ大海原系、などなどなどなど... ご両人の神がかった創作意欲と職人芸術のスゴさを改めて体感できました。

で、この展覧会はグッズもかなりお目当てでして、話題のガチャガチャ根付けは無事に全3種ゲット。特に猫骸骨(猫スカル)は想像以上の出来なので驚愕しております。

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時代を超えた職人コラボの極み。しかもすこぶる酔狂でよろしい。猫好きとしては、もう永久保存ですね。

あと、個人的にはこの団扇もお気に入り。

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→ 展覧会紹介記事
→ 国芳根付け紹介

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2015年10月03日

[150926]SHUNGA 春画展

各メディアでも話題になっている永青文庫の春画展へ。

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朝イチから会場前には行列(下の画像)。ですけど、うんざりするような混雑もなく堪能できました。午前中はともかく午後にはけっこう賑わうとの噂。とても評判がいいので、今後どんどん混み合うでしょう。

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会場からして趣きあるし、現地へ向う途中には何度か歩いたことある胸突坂(下の画像)とその周りも雰囲気よし(と言いたいところですが... 坂の途中が工事中でしてやや残念w。後期展示の頃には終わってほしい)。

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いわゆる春画定番の名作も多数ですが、本邦初公開になる江戸以前の作品も色々興味深く、とくに『耽溺図断簡』(絵師不明)が印象的でした。でもでもやはり個人的には国芳作品を見ることが出来て嬉しかった。『逢見八景』素晴らし過ぎ。猫いないけどさすが国芳w。

実は今回、開催までの紆余曲折にいたく共感して、クラウンドファンディングで出資参加しておりました。分厚いカタログ(見た目よりも軽い)は郵送で到着。

猥褻論議はともかく作品として素晴らしい作品ばかり。後期展示も楽しみにしています。

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→「春画展」キーパーソン・浦上満氏に聞く〜日本初の「春画展」開催の舞台裏
→ 永青文庫 SHUNGA春画展 公式サイト

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2015年05月05日

[150504]ベン・シャーン展@水戸+偕楽園

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ひさしぶりのベン・シャーン展で水戸の茨城県近代美術館へ。
GWのさなかでしたが、混雑してるでもなく落ち着いて鑑賞することができました。


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初見がいくつもあった「『ハムレット〜テレビ脚本』のための原画および習作」が印象的でしたね。まあとにかく今回もあのタッチをガン見で追うように鑑賞しましたw。


***


鑑賞後は千波湖沿いに3〜40分歩いて偕楽園へ。

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途中、まったり休憩している白鳥を目撃したり良い雰囲気の遊歩道でしたが、やがて遠くから萌え萌え系グループアイドルの歌声が(苦笑)。

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いたいた。やはり。

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広場に着くと屋台の出店が多数。ご当地アイドルが野外イベント中でした。踊る踊る。いやもう元気元気。

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うるせーなーと思ってたけど、実物見るとみんなハツラツとしてかわいかったですw。
撮影隊の年齢層が割に高めだったような。いやもー何だか、つかデジタル一眼もってくるべきだったと後悔w。今回の画像はみんなiPhoneの内蔵カメラです。


***

で、偕楽園に到着。

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帰り電車の関係で見たのは好文亭のみでしたが、とても良かったです。水戸藩主が文人等を招いた三階建ての別邸。建築の趣き深さと景観を満喫しました。

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ゴールデンウィークらしい観光気分を楽しめましたが、今回は持病になりつつある?腰痛で微妙にツラかった。立ちんぼが以前よりもシンドいですな。今後どうなるやら。


→『丸沼芸術の森所蔵 ベン・シャーン展』紹介記事
→ 速報偕楽園 好文亭(こうぶんてい)




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2014年10月07日

[141005]ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎

台風接近の荒れ模様にもかかわらず、午前中から上野の森美術館へ。
普段の休日は激混みらしいんで、こんな天候ならと思って現地に着くと予想以上の盛況でした。さすが世界の北斎。でもまあ何とか良いペースで鑑賞できました。

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とにかく見所満載も満載でしたが、個人的には『諸国瀧廻り』『百人一首うはがゑとき』のシリーズが大変気に入りました。最後のブースにあった「人物絵手本」(画像下)も何げに素晴らしくてですね、浮世絵作品とは異なり、生々しい筆使いが強烈で何度もガン見(苦笑)。これはもう実物を観ないとわからないでしょう。

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そして、一部で大きな話題になってます葛飾応為『三曲合奏図』にももちろん感動。
北斎の助手で知られている実娘の作品です。

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今年は彼女の肉筆画を3点観ることができましたが、個人的にはこの作品が一番印象的でした。今年来年にかけて応為関連の話題が色々あるなか、最注目のひとつと言える本作。興味をもたれた方は、検索してぜひ作品解説にも触れていただきたいです。

今回も一眼鏡大活躍で鑑賞。老眼がさらに悪化して緻密なのはどうもシンドイ。でも世に名作と言われている多くは北斎が60代以降。あの時代によくそれだけの視力を維持できたものです(苦笑)。

→上野の森美術館「ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎」公式サイト

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2014年07月03日

[140622]深川の雪

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遅まきながらの報告ですが、喜多川歌麿『深川の雪』を鑑賞しに箱根湯本の岡田美術館まで。
評判に違わずとても見応えありました。
晩年の歌麿は幕府からたびたび風俗規制の弾圧を受けていたとのこと。本作はそんな江戸を離れて地方にこもり、自身の画業生命を集大成した肉筆画。縦約2メートル、横3.4メートルの大作です。当時の彼に思いを馳せましたね。「このままでは終わるまい」という彼の気迫・心意気を自分なりに体感できました。
別のフロアには春画ブースがあり、葛飾北斎の『浪千鳥』の数作が展示されてました。彼の春画では有名な連作物。わざわざ箱根まで来た理由はこれも観たかったからという。生春画を鑑賞するのは初めてでした。
遠いし費用はかかるし、実は行くのかなり迷ってたのですが(苦笑)、何とか鑑賞することができて嬉しく思っています。

→ 岡田美術館「66年ぶりに一般公開 喜多川歌麿『深川の雪』」

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2014年05月04日

[140429]ムーミン展

遅まきながら報告なんぞ。トーベ・ヤンソン生誕100年を記念した展覧会へ。
原画展を見るのは3度目。サイズがどれも小さいのは承知でしたが、すっかり老眼で観ずらかろうと今回は携帯用単眼鏡を持参。予想以上の激混みにげんなりしつつも堪能しました。
図録も所有欲を満たされる出来。

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展示会場の最後は撮影OKで、人形作家・谷口千代さんが作成したムーミン谷のジオラマがありました。

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谷口さんとヤンソンさんの親交は有名。その完成度の高さに感激したヤンソンからの感謝状も展示されてました。その絵もまた自分好みでたまらなかったですね。

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→ MOOMIN!ムーミン展(東京都松屋銀座にて)

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2014年01月13日

[140112]山口晃展@群馬県立館林美術館

気取った画像ですがw、、、群馬県にある館林美術館の山口晃展へ。

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かなり混んでるという情報もあり、前日に沿線の足利市に宿泊して当日朝から入場。
おかげでさほど混雑に見舞われず鑑賞することができました。



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東武伊勢崎線・多々良駅。左はカミサン。

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そこから徒歩20分ぐらい。駅からの道中は寂れた商店街や畑の田舎風景ばかり。


着けば、何とも広大でキレイな美術館でしたね。どこ撮ってもアートになるという。

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おなじみ山口版洛中洛外図の緻密さは見応え抜群でしたけど、
個人的には五木寛之やドナルド・キーンの小説挿絵がとても印象深かったです。
五木寛之『親鸞』の挿絵はここ数年ネットで話題になってたらしい。
僕は最近知ったクチで、その程度のファンというw。
挿絵はマンガチックなだけでなく、様々な作風があり、
どれも素晴らしいセンス!ってコアなファンには今更遅い!と思われそう。

昨年末から母の葬式がきっかけで浄土真宗に興味をもち、
関連書籍をいろいろ読んでるところでした。不思議なつながりを感じましたね。

とにかくたっぷり原画で堪能してしまったので、もう画集観るのでは満足できないかも。
図録を楽しみにしてましたが、刊行が遅れており3月予定とのこと。予約してきました。


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館林美術館ホームページ「山口晃展 画業ほぼ総覧−お絵かきから現在まで」

『親鸞 完結篇』の挿し絵で話題の美術家山口晃とは

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2013年03月04日

[130303]飛騨の円空

行きました。飛騨の円空〜千光寺とその周辺の足跡@東京国立博物館。
大満喫でしたね。緻密な木像とは違った生々しさを感じました。中にはぞんざいにも感じる彫りがありますが、そこがむしろ味わい豊か。一方、木目を活かして崇高かつ荒々しい魅力にあふれたものも。とにかく展示会場で暮らしたいほどに良かったですw。

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まあ、個人的には昔から木彫りの置物とか好きなんでっていう流れですが、
円空にしてみればまず信仰心ありきの創作活動であるわけで、北海道や東北にまで行脚した彼の仏教精神を少しは理解する必要があるんでは、などと思ってみたり(苦笑)...。岐阜県の高山市には円空仏めぐりのルートがあるそうで、いずれゆかりの地を巡ってみたいものです。
図録もかなりよい仕上がりで気にいってます。

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→公式HP:飛騨の円空〜千光寺とその周辺の足跡
→参考リンク:円空さんを訪ねる旅

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2012年03月31日

[120325]ノスタルジーなのか

DSC_0017→ここからの続き

大手出版社ならありそうなのになかった夢の対談企画を観に母校へ。
秋本氏の高校時代に作った肉筆誌の生原稿のレベルにはホント感激。漫画劇画部のエピソードも元部員として嬉しかったし、楽しい対談だったけど、今の自分の生活で何の糧になるかというと、どうなんだろうw。でも、創作に関わる若い人にはとても為になったに違いない。具体的な成功術やマニュアル的な理屈話でなく「ただ好きで描きまくっていた(授業の課題より同人誌の〆切w)」お二方の話に、漫画に対する愛情と生々しい説得力を強く感じた。

印象的だった話を2つ。今の若者に対して秋本氏。
「打ち込めるものがないまま学生生活を過ごし、そのまま社会に出てしまう人たちもいる、そんなふうなのが多い若者たちに対して単純に『好きなことを見つけて打ち込みなさい』と励ますのは違うかもしれない/そう相手に勧めるのは、成功した人だから言えることと思われる」。
もうひとつは、原氏から。
「気のあう編集者との出会いがあった。若いうちから感性を研ぎすませて、そういう出会いを得る力をもってほしい。

かつてお二人の情熱にあこがれ刺激を受けて(部室には原氏の豪快な落書きがあった)今に至る自分。上述の2つを聞いて考えたのは、テメーのこと棚にあげてw、これからの世代に対してだった。そんなこと気にするのは単に歳とったからでしょう。柄にもなくゲキとばしたりないですよ、そう思っただけでね。
対談中は現部員10名ぐらい?が会場(教室)の後ろに並んで立っていました。全員ウチの猫よか歳低いんだよなw。自分もたぶんこんなんだったってヤツもいた。対談終了後、彼らに近づいて話しかけ、、、してないしてない。でも、同期で部長役、現在某界で活躍中の人物がいたので挨拶をした(ちなみに当時、僕は副部長)。懐かしさたっぷり、たぶん25年ぶりぐらいの再会なんだけど、意外にそっけないリアクションでしてねw。会話はほんの数分。長い歳月の隔たりを感じた。僕はたぶん、ただのノスタルジー、なんだな。
展示会は非常に面白かったです。主催スタッフにあつく敬意を表します。

→ 朝日新聞デジタル 紹介記事
→ 本郷高校デザイン科公式サイト


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2012年03月26日

[110325]あるデザイン科展

僕は普通科卒業ですが、この日は秋本治氏+原哲夫氏の対談を観るため、たぶん28年ぶりぐらいwに母校へ行きました。

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秋本氏は僕が所属していた漫画劇画部の創設者+初代部長なのです。
一方、原氏は6年先輩。部室の壁に氏の豪快な落書きがあったので当時から存在は知ってました。
対談は予想以上に素晴らしかったのですが、感想等はまた後日に。
→続きです

→ 本郷高校デザイン科公式サイト

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2012年01月31日

[120129]ベン・シャーン展@神奈川県立近代美術館(葉山)

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昨年12/24に続いて2度目。都内から2時間半もかかるところに2度も行くなんて。そりゃま本命ですしね。過去にブログで何度も話題にしてるので「またか」とお思いも方もいるかと。しかし、今回はファンの誰もが見応えを感じた展覧会でしょう。作品の元ネタとしてシャーン自らによる撮影写真(ごく普通の庶民・農民や街の風景)が、多く展示してあったのが興味深かかったです。“組織”に属して培ったジャーナリスティックな視点と絵画作品との関連性。鑑賞者は従来と異なったイマジネーションを彼に抱くことができるかも知れませんね。
とはいえ、やっぱり僕が好きなのは彼のあの独特なタッチ。素描の断片がたくさんあって、個人的には今展示の見所のひとつ。本人にしてみればラフな習作だろうにw、どれも目に焼き付けるように観てきました。


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この美術館は海岸沿いで景観も素晴らしく、天候の良い日はきれいな夕焼けを拝めることもできます。帰りに森戸神社付近をブラブラしてたら、ちょうど同展を観にきてる友人からiPhone着信。彼にこちらへ来てもらい、ひさびさのご対面。夕日を浴びながらブツブツとお互いの近況報告をw。
この日の夕景画像はこんな程度↑で。前回来た時のこちらの方がばっちりでしたね。

→ベン・シャーン展 クロスメディア・アーチスト〜写真 絵画 グラフィックアート





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2011年03月03日

[110302]北斎漫画

個人的に『北斎漫画』といえば、10代〜学生の頃、同名映画の樋口可南子(当時22歳)に衝撃を受けたものですが、昨年後半から本家の画集・北斎漫画がマイブームになっとりました。

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このネタは、昨年末の蔦屋重三郎展を絡めて話題にするつもりが、仕事三昧ですっかり機会を逸してしまい…。
なんで、今頃かというと、文庫版で『北斎漫画』全集(青幻舎)が刊行されていたからのです。

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2枚目の画像、左の大きい方は、昨年ヤフオクにて一万ナンボ詰んで落とした『初摺 北斎漫画(全)』。その時点では原寸+色味を再現したのは本書だけだったので手を出したのですが、数ヶ月後に文庫版がでるとは知らず…。ブックデザインは凝り性で有名な祖父江 慎。紙質にもこだわった気合いぶりで、悔しいけどこれも買ってしまいました。

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本書はようするに彼のカット集なのですが、人間、動物、建物、自然...ありとあらゆるモノが何百頁も延々と続いています。どの頁めくっても全然飽きません。ちなみにオリジナルの刊行開始は北斎が50歳を過ぎてから。

実は、昨年は北斎生誕250周年にあたりまして、多分その絡みで僕も気にとまったのでしょう。数年前に江戸東京博物館では北斎漫画展があったらしい。ハマるのが遅過ぎた...。
文庫版はひととおり見て満足したらトイレ本に昇格予定です。

▲本館・枝枝新報▲

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2011年02月06日

[110129]谷口広樹展

DSC_0006先日の吉祥寺TOM'S BOXに続いて、外苑前にあるGALLERY HOUSE MAYA1+2の谷口広樹展・最終日へ。前日から泊まり仕事で会社から直接行きました。一旦帰宅したら爆睡間違いなしだったので。
氏を知ったきっかけは僕がMac使うようになった94年頃の雑誌紹介(その切抜はまだある)でして、その頃買った『芒格札(まんぐさ)の庭』(光琳社・絶版)は大切な画集の一冊になっています。個展は何度か拝見してますが、今回は、その画集に近い?テイストを間近に観れて非常に感銘を受けました。ご本人にとっても「猿=homosapiensaru」というテーマでひさびさに創作意欲が湧いた成果とのこと。

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TOM'S BOXから出版された限定本(▲)は、コミックタッチで展示作と画風は異なりますが、大変気に入っております。保存用とトイレでの鑑賞用に2冊所有(笑)。
MAYA2で気にいった絵があり、買えない額じゃないな...と長考タイム。MAYA1に戻ったら、ご友人と歓談中の谷口氏本人が視界にはいるや、突然気が冷静になりギャラリーを後にしました。たぶんあれはその場の勢い、軽々しい自分に興が醒めたというか(仕事疲れでトランス気味だったし)、まあ、その絵が素晴らしかったことに間違いはないですけど。しかし、氏へ挨拶もせずに出たのは後悔。。。

→ 紹介サイト 東京イラストレーターズソサエティ
→ 公式サイト homosapiensaru 












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2010年09月26日

Inflatable Bag Monsters とは?




ちょっと前にTwitterしてたら見つけた動画。かなり面白かったので改めて紹介します。

▲本館・枝枝新報▲

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2010年05月21日

[100521]訃報 荒川修作

1時間ほど前に知ったばかり。氏が全面プロデュースした養老天命反転地は数年前に行きましてなかなかインパクト感じました。ご冥福をお祈りいたします。

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→ 2007年 岐阜ツアー(養老天命反転地編)

▲本館・枝枝新報▲

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2010年01月24日

[100123]ウィリアム・ケントリッジ展

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cont_1020_1+3国立近代美術館で鑑賞しました。
ケントリッジは南アフリカ出身。彼のシビアな視点について理解が不十分でも、作品のもつ毒性やユーモアは政治色を超越した魅力を感じられると思います。おもに木炭で描いたドローイングは素晴しいものばかり。僕が気にいったのは上の作品です(やはり画像だとよさが伝わらないですね…)。

展示の目玉は、描いては消すの繰り返しを途方もなく続けた手描きアニメーション作品。どれも原初的なアナログ感と異形的センスが印象深い出来です。パーテーションなしの暗い室内で5本(各10〜15分?)をリピート上映。鑑賞者は渡されたヘッドフォンで好きな順に椅子や床で座って観るという、この鑑賞空間も絵的にかなり不思議でしたね。別室にも実写を絡めた動画があり、何やら前世紀初頭の映像を彷彿とさせます。あと、展示場で使われてる音楽がどれもよかったもので、関連CDがあるかをショップの方に尋ねたのですが、限定入荷でとっくに品切れで残念。
鑑賞時間は映像を含めると3時間前後はかかるでしょう。僕も会場でたときにはけっこう疲れてました。なんとかもう一度観たい気がしてますが…。

→展示会紹介
▲本館・枝枝新報▲

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2009年09月23日

[090921]激混みトリノ・エジプト展

4b5a0692.jpgおととい21日に観て来ました。トリノ・エジプト展。
ネットでリサーチするとどこも激混みという感想でまあ確かに(苦笑)。
僕は10時ちょい前の入場でしたが、退場した昼12時過ぎの状況(画像)に比べればかなりマシな方。なんとか鑑賞できたつもりです。

本展の目玉であるツタンカーメンの石像やイビの人型棺はもちろんですが、その他の石像や石碑、棺にも見所が多くなかなか楽しめました。
個人的に印象的だったのは、セクメト神ほか座像の数々、猫(!)はじめミイラの木棺、葬送用模型船、シャブティボックス、ナキィの葬送用ステラなどですか。会場は石碑や彫像の立体感を考えたライティングで、特にナキィの葬送用ステラは彩色の生々しさもあって強奪したくなるほど惚れ惚れ。

それにしてもこの東京都美術館は、展示物の大きさもあるとはいえ、ほかの会場より狭く感じましたがどうなんでしょう。ホントに大混雑の見学だとげんなりだと思う。
これから観る方は休日なら9時台から、平日は夜(の時間帯もあるらしい)をおすすめ。

→ 公式サイト
▲本館・枝枝新報▲

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2009年03月14日

[090308]軍艦島オデッセイ

37e84635.jpgDVD『軍艦島オデッセイ〜廿世紀未来島を歩く〜』
廃墟の聖地として有名な長崎県端島。
写真集なら持っているのですが、映像で観るのは初めてでして、最近これを買ったきっかけというのが、手漕ぎボートでこの島の港(?)に入港するという夢をみたからなのです。ピンとこない方はネットで画像検索を。荒れることも多かろう海と朽ち果てた建築物の図は圧倒的。
何度かBLOGでも記してるように僕は、廃墟好きである一方、巨大な建築物や海に対する恐怖症のけがあります。重々しいスケール感のある港に、夢のなかの僕は恐れおののきまして、覚めても気分がよくなかったという(苦笑)。DVDでそれに近いイメージはあるのかと気になって購入したのです。幸か不幸かそれに近い映像はありませんで、内容はこの土地のかつてを振り返るノスタルジーなものでした。興味のある方なら買って損はないDVDです。
いまや島全体は侵略にでもあったかようなありさまなのですが、当時の家具や電化製品も放置されたままで、それが何ともいえぬ人間味を感じさせます。とにかくそのほとんどがオブジェとして、ほぼ完璧な状態。
まあ、今さらこの場で絶賛するのはやめときまして、昨年秋に世界遺産の暫定リスト入りが話題になりましたね。歩道を整備して見学できるようにすべきだとか、将来どうなるんでしょう。島に思い入れのある方には賛否両論な展開になりそう。

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2008年11月04日

[081101]中国古代文字を書く

358cc5e0.jpg縁あってこの書道家さんの主催する公開練習に参加しました。
まず横線、縦線を何度も書く練習(画像・上は以前の)。「字でなく棒を書くつもりで」が基本らしく、コツを教わったりしたのですが、これがなかなかどうも…。5メートルの半紙にダーっと筆走らせたり、汗かいてしまいました。そんな練習の後に選んでおいた字を書きまして、画像はその中のひとつ「祀」の「巳」の部分。訳ありで半分のみ。うーん、つまんないかも(苦笑)。
当時は呪術的な意味をもった甲骨文字と金文ですが、個人的にはアートのいち究極形態と考えています。
字だけど字にあらず。書だけど書にあらず。何を思い半紙に向うか、ってまあ別に神や気の精神世界に迫ろうとは思いませんが、書くときはやはり性格でますね。次回があればもっとマシな書を。

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2008年10月15日

[081011]大琳派展

cdb9d99a.jpg上野・国立博物館にて。話題の風神雷神図・全展揃いぶみ(宗達/光琳/抱一/其一)は、会期後半からでして、この日は光琳と其一だけ。でも見所はほかにも数多く、僕のお目当てはプライスコレクションでも印象的だった酒井抱一でした。「紅白梅図屏風」「夏秋草図屏風」の美しいこと。
以前にも本館で記してますけど、僕が琳派に興味をもったのは社会人になってからで、Mac DTPを始めた90年代前半。デジタルで日本画テイストの作品を創作していた谷口広樹氏経由です。
これまで琳派史のガイド本って読んだことなかったので、今回購入した図録でも熟読するかな。大展示会にふさわしく気合いはいった内容でうれしいです。会期後半も行きます。

→ 大琳派展公式サイト
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2008年07月26日

[080719]生誕110周年ベン・シャーン展

03f64b98.jpg丸の内ギャラリーにて鑑賞。若きヨーロッパ時代の作品も悪くはないのですが、やはり独特の線描によるあの絵などおなじみの画風に目が向きます。本展示では、DMにも使われていた人物のシルエット(画像下)をモチーフにした連作がかなりよかった。後ろ姿や歩いてるところなど8点(ぐらいだったな?)。どうってことない絵ですが、一番見入ってた時間長かったかも。
少し解説などをしてくれたのは、東高円寺UFOクラブで何度もお見かけしたことある知人のキーボード奏者H屋氏。2年前にここで顔合わせたときはビックリしました。まさかギャラリーのスタッフだったとは。来年は没後40周年の企画があるかもしれないとの情報。ぜひ実現してほしいです。

→丸の内ギャラリー
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2008年04月29日

[080426]自分の居場所が見えてくる

d3fbade5.jpg表参道のGallery5610という所で谷口広樹氏の個展を鑑賞。
僕の好きな画家・グラフィックデザイナーの一人で、観たのは8年ぶりの2度目ですか。先日たまたまネットで情報を知り、最終日に何とか間に合いました。
この方は画風やタイトルに精神性を感じさせるものが多く、日記の題名も本展示の作品からです。
しかし、実はこのタイトルの絵を僕は観ていません。谷口氏の作品としてこのタイトルを検索した方には、何ともお恥ずかしい限り。この絵は会場から出た奥のエレベーターホールに展示されていたのです。帰りの電車で場内見取図を見なおしていたら気づいたのですが、戻って観るには時すでに遅し。
同じ人いたんじゃないかな(苦笑)。とにかく悔やんでも仕方ありませんです…。

→谷口広樹氏HP
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2007年11月23日

[071118]鳥獣戯画展(更新版)

b5a030bd.jpg鳥獣戯画って例の有名なウサギやカエルの絵ぐらいしか知らなかったのですが、実は、安土桃山〜江戸時代にまでテイストを変えて描かれ続けてたのですね。
本展覧会は、鎌倉時代までをまとめた甲・乙・丙・丁の4絵巻をメインに、さまざまな鳥獣画が展示されていました。
上述の絵は甲巻におさまっており、平安時代に制作されたもの。
これが後の乙・丙・丁と違いセンス+画力ともに群を抜く完成度で、さすが皆様お馴染みとなるだけありますが、実は順序つながりが奇妙でかつ欠損部分も多いのです。その謎をとくのが後年制作された模作の数々で、現存の甲巻にはない絵を観ることができます。「実はこうだったのかい」と。ただ、やはり模作の画力はどれも甲巻に及ばず(当然と言えば当然)、鑑賞者はオリジナルの素晴しさを想像で補うしかないという。こうした謎や欠落性が潜んでいるのも鳥獣戯画の魅力と言えましょうか。
体系的な展覧会ですんでメインとは別の「前・後」にも見所は多く、鳥獣戯画以前の「不動明王」や「十二神将図像」などは印象的でした。
画像はその甲巻にあたる複製ミニ絵巻。けっこうお気に入り。図録、グッズもかなり充実してます。
[公式サイト]http://chouju.exh.jp/index.html
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2007年10月14日

[071013]お目当ては会場の市田邸

257cc372.JPG先日の谷中巡りで見学できなかった市田邸。
谷中芸工展2007なるイベントで中へ入ることができました。
中の雰囲気でまっさきに思い浮かべたのが父親の実家(石川県)。子どもの頃はとても怖かったのに今は非常になつかしい。もう建て直しされて面影全くないんですが。
現在この邸は東京芸大の学生が住み込みで維持活動しているらしいです。
催し自体は良かれ悪しかれ文化祭ノリで今ひとつだったかも。寺や神社のように閑静な趣きで空間を満喫したかった、というのは「何を気取りやがって」と失笑をかいますか…。安田邸も機会があればあがってみたいものです。
→ 市田邸について
→ 安田邸について

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2007年06月23日

[070617]マルレーネ・デュマス展

373a622c.jpg彼女を知ったのは10年くらい前で、神保町の洋書屋でたまたま買った画集(画像)が出会いでした。
とくに好きなのは山水画のようなシンブルなドローイング。水をたっぷり含んだ筆で、絶妙な形状を描いております。その質感、勢いがよい。「形状」は僕が絵を楽しむ視点のひとつで、ちなみにその究極が中国の古代文字ですか。
もってる画集にはその手法による男女のエグい絵があって、これもまた独特のエネルギーを感じさせます。
規模的には国内初の個展とのことで期待をしたのですが、残念ながら上記の絵はなし。というワケでもないんだけど、全体的にはモノ足りなかったかな。こんなものじゃないだろうという欲求不満です。
それでも生で彼女の絵を見ることができたのは貴重な体験でした。
〈公式サイト〉http://dumas.jp/
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2006年11月29日

[061125]Galerie412

223567d7.jpgこちらでベン・シャーン展がありました。
入って正面にあるのは同潤会アパート時代のドア。
スケッチ画を中心に20点ほどを展示。版画以外は全部未発表とのことで、いつもよりじっくりと眼に焼き付けて参りました。なかには10万ちょっとの値がついてるのもあって、その気があれば買えたか(買わない買わない)。
それにしても表参道ヒルズ自体は、自分と何の接点もなかったな。前の通りは通勤時間の高田馬場駅状態だし、もーうんざり。
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