初七日に、中野・哲学堂動物霊園でモリ(20歳8ヶ月)の遺骨をひきとってきました。
(*厳密には27日なのですが、死亡時間が22日目前だったので、この時は違いを深く気にしていませんでした)

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園内はお寺ならではの穏やかな雰囲気。観光地にでもいる気分になりましたね。
ロッカー型の集合墓地には故赤塚不二夫の菊千代の墓も。
親切丁寧な応対で、安心してすべてを済ますことができました。

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実はこの日、動物霊園へ向う前にカミサンがモリと出会った沼袋駅某所のアパート周辺に二人で行ったのです。

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21年前この地域にいたビッグマザーが生んだ一匹がモリでした。
下の画像の塀がモリとカミサンの出会った場所だそうです。

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幸いアパートは残ってましたが、その周辺はきれいに様がわりして、ノラ猫の気配は全くありませんでした。



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いつかは来る別れを何年も前から恐れていました。
モリのいない生活などあり得ない。途方に暮れて何も手につかなくなり、どうかなってしまうのではないか。
ですが、今こうして何とか思いを記せることができたのは、モリの死を看取ることができたからかもしれません。
この歳になって、初めて生き物が死ぬ瞬間を目のあたりにしました。
改めてあの時を振り返ると、さぞ苦しんだであろうモリに対して、悲しみよりもお疲れさまと見送れた安堵感が強かったかなと。
今の気持ちが懐かしい生きる糧となるよう過ごしていきます。



下の画像は2ヶ月前のモリです。



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→ 東京都動物霊園協会「蓮華寺付属 哲学堂動物霊園」
→ 本館・枝新日記(全面リニューアル予定)




【追記】更新当時、病状や様子を詳細に記す精神的なゆとりはなく、本館日記ぐらいの記述が精一杯でした。後日検索すると多くの猫が、腎不全末期の尿毒症によるケイレンと呼吸不全の末に亡くなっており、うちのモリも同じように息を引き取っています。最期の苦しむさまが目に焼きついて、今でも思い出すと辛いですが、あの時まで自分たちはやれることをやったという気持ちに変わりはなく、二人でモリを看取ることができて本当に幸いだったと思っています。(2013年5月7日)