山下敦弘
2011年06月17日
[110614]『マイ・バック・ページ』(ネタバレないつもり)

もう、美術セットのリアル感は言うまでもなく、よくぞあそこまで昭和顔を揃えたもんだと鑑賞中は思わず何度もニヤついたりして。そんな個性的な俳優陣の対話シーンはどれも味がありました。
「おまえにジャーナリズムって何なのか教えてやる」。
妻夫木演じる沢田が先輩からそんなようなことを言われるシーンが印象に残りまして。そういうフレーズって今でも有効でしょうが、ジャンルに関係なく、あの時代、何かに挑みこだわり続ける姿勢はとても眩しいですね。いろんな意味で。
それにしても、この時代の実話ってのは、今日の震災+原発問題にいたるまでの40年をベースに生きている我々にしてみると、なんともやるせない気分になるというか、どうでしょうか...
→eiga com.特集記事
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