虚空蔵菩薩

2020年03月08日

[200308]第117話 御姿忘れて

またも虚空蔵菩薩ネタ。第109、113話に続き3弾目になりますか。
古くは記憶力向上や頭脳明晰をもたらすことで知られる虚空蔵菩薩。モノ忘れをテーマにしている猫なみ劇場がらみで一昨年から関心を抱いております(今ではもっと幅広いご利益あるそうですが)。
こちらは昨年散策した品川宿旧東海道コースにある養願寺。都内ではめずらしい虚空蔵菩薩とゆかりのある寺です。

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実は今回のネタは去年更新するはずが、肝心の御姿札を紛失したため保留にしておりました。
「記憶力の菩薩札をどこにやったか忘れた」というのも十分ネタになるんですが(苦笑)、何だか申し訳ない心持ちが拭えず時間が経過。先日ようやくまた参拝することができました。
昨年撮影した分を織り交ぜつつ紹介します。

北品川駅より旧東海道に入り直進。確か徒歩5分過ぎぐらいだったか右に案内の石柱が。目立たないのでスルーしてしまいそうです。

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 ▲小規模なお寺です。やはり右のスナック名が気になる。

まずはお賽銭。昨年もそうでしたが、手水舍は使われておらず。
ここから本堂内の画像は昨年4月の大祭日に撮影。次の護摩祈祷まで時間があるので見学させてもらいました。

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かの弘法大師空海作と言い伝えられている御本尊は秘仏か思いきやそうではなく。許可をいただけたので撮影しましたが、残念ながら僕のレンズではうまく写せませんでした。仕方なくこちらの護摩祈祷のポスター(昨年2019年のです)を。

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で、こちらが買いなおした御姿札と御朱印。今回撮影分。

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先日の参拝はこれを買っただけで、本堂には入りませんでした。
地元で養願寺といえば、数え13歳で祈願する「十三参り」で知られ、福・徳・智慧などを授かるとされてます。
記憶力云々の関心メインで参拝するのは僕ぐらいなもんでしょうか(苦笑)。
(大変貴重とされている阿弥陀如来像と不動三尊像の紹介は別の機会があれば...)

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最後にもう一枚撮影した後に、ちょうど猫が出没。

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嬉しくなって少し後を追いました。
やや迷惑そうでしたね。

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今回、お寺のある品川・新馬場ではこの猫以外にも2匹遭遇しました。

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その後、軽く界隈を散策。
昨年訪れたとき食べたラーメン屋はあいにくご覧の通り、新型コロナの影響?でしょうか。

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おわりです。無事に買い直すことができてめでたし。もう無くさないよう気をつけます。

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→ 養願寺紹介(しながわ観光協会より)

→ 枝枝新報 本館・猫なみ劇場 第117話
  (猫なみ劇場 表玄関は[こちら]です)

edashin117 at 12:00|PermalinkComments(0)

2019年10月23日

[191022]第113話 虚空蔵尊の撫牛に頼んでみる

画像は先月奥会津観光で参拝した福満虚空蔵尊圓藏寺の撫牛です。

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古くは記憶力増進や頭脳明晰をもたらすことで知られていた虚空蔵菩薩。モノ忘れをテーマにしている猫なみ劇場がらみで昨年から関心をよせております(今ではもっと幅広いご利益あるとのことですが)。
ここ圓藏寺では弘法大師・空海の作と伝わる虚空蔵菩薩像が御本尊にあたるそうですね。

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猫なみネタ的関心から、日本三大虚空蔵寺として有名なので参拝しましたが...

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その空海作の御本尊は秘仏なので拝むことはできません(画像下の本堂内は撮影禁止)。

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仕方ないので記念にお守り買って、牛のおでこを撫でつつお願いしてみたことは...。
本来虚空蔵菩薩のご利益を当てにするなんて牛にはいい迷惑か。
そんなにお望みなら求聞持法やりなされっつーw

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今日、虚空蔵菩薩は丑年+寅年生まれの守り本尊で知られているとのこと。
一般的(といっても、都内の僕には馴染みのない風習で最近知りました)には十三詣り(数え13歳で祈願すると福・徳・智慧を授かる)のお役目がメインでしょうから、僕みたいなお目当ての観光客は少ないでしょうね。

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少し離れたところに先代の石造りの牛もいました。
個人的にはこちらの佇まいのほう好みですね。境内はいってすぐ左にいたこちら(画像下)もけっこう良かった。

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→ 枝枝新報 本館・猫なみ劇場 第113話
(猫なみ劇場 表玄関は[こちら]です)

edashin117 at 00:44|PermalinkComments(0)

2019年03月21日

[190322]第109話 記憶も空なのか

ひさびさの更新はまたも仏教ネタ。
この画像は2月に行った鎌倉の虚空蔵堂(明鏡山 円満院 星井寺)に並ぶノボリです。

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記憶力増進のご利益が得られる菩薩なんていたんですな。

虚空蔵菩薩を知ったキッカケは、昨年秋『京都・醍醐寺 真言密教の宇宙』で見たこの求聞持法根本尊図像(※)でした。 下の画像は展示と同じ。
会場に入るまで存在も知らなかったです。展示を見てこれは「猫なみにちょうどいいネタかも」と思いました。

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そもそも虚空蔵菩薩とはなんぞや。
ざっくり知るにはこちらを読んでいただきしょうか...。求聞持法とセットで検索するとスピリチュアル系のあやしいサイトにも数多くヒット。そういうジャンルには距離をおきまして、以来、猫なみネタとして雑学的関心を向けておりました。

で、関東圏でゆかりの寺院として有名なひとつ、虚空蔵堂に参拝してきたのです。

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▼下画像が求聞持法の御真言。これを100日で100万回唱えると超絶的な記憶力がつくという。

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弘法大師・空海は唐の留学で膨大な経典を暗記するため、この修法をやり遂げたらしい。
求聞持法の歴史がどのようであるのか、ある程度あたりましたが、
当然こんなことまでする気はありませんで、せめて御本尊にお賽銭と合掌を。

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▲実は本来の御本尊である虚空蔵菩薩は年に数回だけ御開帳の秘仏でして、こちらは分身の前立像らしいです。

時の変遷で今日の虚空蔵菩薩はさまざまなご利益も得られる存在になり、日本各地で地元密着の催しが盛んのようです。学業祈願や十三詣りでご存知の方もいるでしょう。記憶力云々だけで語る時代は遠い遠い昔の話。

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虚空蔵菩薩を知るのに入手可能な文献類は少なく、この『日本の美術1』(画像)は資料的に役立ちました。ネットではいろいろ調べてると、こういう研究白山信仰(ちなみに亡父の実家は石川県白山市)など、民俗学とのリンクも知ることができまして、今後も好奇心が広がっていくかもしれません。
そういえば、まもなく上野で始まる『国宝 東寺−空海と仏像曼荼羅』では、五大虚空蔵菩薩坐像も追加展示が決定しているらしく楽しみにしてます。



→ 紹介記事;虚空蔵堂(明鏡山 円満院 星井寺)
→ 紹介記事:京都・醍醐寺 真言密教の宇宙
  (※)のリンク画像はこちらの記事から使用させていただきました。


→ 枝枝新報 本館・猫なみ劇場 第109話
  (猫なみ劇場 表玄関は[こちら]です)

edashin117 at 16:18|PermalinkComments(0)